業務スーパーで購入したフィリピン製のお菓子を堪能して思った日本の食費が高い理由について

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昨日業務スーパーでフィリピンの輸入菓子があったので買ってみました。値段は88円と格安。中身はというと、オレオですね。

味の方はオレオよりちょっと硬くて安っぽい味(実際に安いが)ですが、88円とは思えないクオリティーで美味しくいただきました。

というかそもそもオレオが高すぎなのかと思います。

ナビスコ オレオ
18枚入(9枚*2パック)で220円以上するのですから、日本の2.5倍はします

今日はそんなオレオより安いお菓子を見つけたことよりも、日本の食費に対する考え方をシェアしたくて記事を書きました。

日本の食品は本当に高いのか?

日本よりもそもそも食費が高い国があるので一概に言えませんが、ただ日本の生活費に占める割合が他よりも高いのは確かです。以前欧州に住んでいたことがありますが、その時は電気製品や娯楽は高かったですが、食費や光熱費はそれほど高いと感じたことはありませんでした。一方で日本にいた頃は食費が結構かさんでいるなというのが正直な感想でした。一人暮らしで、節約生活をして約2万5000円だったと思います。一方欧州にいた時は、正直1万円あれば食費に関しては困りませんでした。

例えば総務省が出した2018年の家計調査報告によると、単身世帯の月々の平均支出は16万2833円、このうち食費は4万4067円です。(私が2万5000円だったので、いかに節約していたかご理解いただけるかと思います)2017年の同じ調査でも単身者の平均食費は3万9649円で、毎年4万円前後を推移していることから、平均4万円代が単身世帯だと普通のようです。

2017年の報告では、35歳未満、35歳~59歳、60歳以上の3分類で、それぞれの生活費を出しています。

健康で文化的な最低限度の生活を送るには、食費4万円は必要、という試算もあるそうで、これによると、秋田県秋田市、福島県福島市、愛知県名古屋市、香川県高松市など、地域に関わらず食費は約4万円前後と試算されておりました。また東北では、青森県を除く5県で、必要とされる食費は4万円を超えておりました。

なぜ日本の食費は高いのか?

日本の食費が高い理由としてJAや卸業者の仲介によるマージンが大きな要因であると思います。まずJA(農協)については

JAとは、相互扶助の精神のもとに農家の営農と生活を守り高め、よりよい社会を築くことを目的に組織された協同組合です。この目的のために、JAは営農や生活の指導をするほか、生産資材・生活資材の共同購入や農畜産物の共同販売、貯金の受け入れ、農業生産資金や生活資金の貸し付け、農業生産や生活に必要な共同利用施設の設置、あるいは万一の場合に備える共済等の事業や活動を行っています。

という想いのもと設立された団体です。要は農家を守るための団体です。日本のほとんどがこのJAに加入しており、日本の食品はJAに支配されていると言っても過言ではないでしょう。しかし、このJAも農家をやっていれば加入はほぼ強制で入らないと嫌がらせをされるという記事もあります。そして、このJAに入ることは何を意味するのか?日本の食品の値段をほぼ独占することができるのです。

そのほか日本では卸しという仲介業者を挟んでいます。この仲介業者が日本の食品の価格を決めており、品質も保たれているのです。確かに、価格を暴落させないことや品質を保証することは大切ですが、全ての人にとって必要なのでしょうか?

貧乏な人は規格外の安い野菜を食べれば良いし、お金持ちはJAや卸しを介した野菜を食べれば良いのではないでしょうか?

JAや卸しは農家のためであって我々のための組織ではない

先にも述べましたようにJAや卸しは農家のための団体であって、我々国民の食生活を守るための団体ではありません。また農家の人がいくら安い野菜を大量に作ろうとしてもJAや卸しがそれを邪魔し我々の食卓には届きません。

その証拠として、現在メルカリやそのほかの通販サイトで規格外の野菜が格安で売られています。これは、農家が長年行いたかった自由農業や消費者の想いなのです。

日本の食費を安くするためには、これらの団体の解体がまず必要なのではないでしょうか?必要な人に必要な価格で食品を届けることが、この国の幸福度を上げる秘訣であると考えます。

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