こんにちは、Jackです。海外でUX/UIデザイナーとして仕事をしたあと、日本の会社でプロダクトデザインに関わりました。その後、コロナの影響で現在は帰国してヨーロッパで働いています。
さてこの記事ではその週に学ぶべきことを簡単に説明します。
今週のテーマはUXデザインの定義と、UXデザインがなぜ重要なのかを説明します。
その他、UXの分野での様々な役割、ユーザーエクスペリエンスの良し悪しを決めるものは何か?
また、ユーザーエクスペリエンスの良し悪し、UXデザイナーはどのようにクロスファンクショナルチームと連携し仕事を行うのか?
その他、会社の規模や業界によるUXデザインの仕事の違いや、UXデザインでキャリアを積む方法などを紹介したいと思います。
今話したことからもわかるように、UXデザイナーはこれからたくさんのことを学ばなければなりません。
それじゃあ、行ってみましょう!!
UXデザイナーの役割について、ぱっと言える方はおりますか?
UXデザイナーの役割は、テクノロジーをより分かりやすく、より楽しく使うための手助けをすることなのです。
楽しく使えるようにするために、UXデザイナーがどのような役割を果たしているかをご紹介したいと思います。
今日の講義では、ユーザーエクスペリエンスとUXデザインの定義を説明します。UXデザインが消費者や企業にとってなぜ重要なのかを説明します。
企業にとってUXデザインはなぜ重要なのか?
ユーザーエクスペリエンスというのは、「人」つまりユーザーが製品に触れ、体験することで、どのように感じるかということです。
良いユーザー体験を構成するものはたくさんありますが、この記事では、そのうちのいくつかをご紹介します。
例えば、ユーザーが良い体験をするためには製品が使いやすく、その人にとって公平で、楽しく、便利である必要があります。そもそもユーザーエクスペリエンスとは使いやすさを向上させることなのです。
これは製品のデザイン、構造、目的が誰にとっても明確であることを意味します。
例えば、歯磨き粉を例に考えてみましょう。
歯磨き粉を出すときに、どの程度力を加えれば歯磨き粉が出るのか、どういった行動を起こせば歯磨き粉を出すことができるのか、歯磨き粉の形や構造、柔らかさから瞬時に理解することができますよね?
これこそが良いユーザーエクスペリエンスを兼ね持った製品なのです。
誰のためのデザイン?
UXデザイナーは、製品を使うすべての人のことを考える必要があります。
その中には、障がいのある人も含まれるかもしれません。
自分とは全く異なる人生経験を持つ人も含まれるかもしれません。
例えば、あるユーザーはテキストが多いアプリを使いやすいと感じるかもしれません。
一方で、視覚障害のあるユーザーは、音などの異なる機能を求めるかもしれません。
様々な人のニーズを考慮することはUXデザイナーとして重要な仕事であり、公平なデザインを考えることも重要です。
公平性とはあなたのデザインが、さまざまな能力や背景を持つ人たちにとって使えるデザインであることを意味します。
製品とユーザーとの間にポジティブか関係を構築する
ユーザーエクスペリエンスとは、製品を楽しく使うことであユーザーと製品の間にポジティブな関係を築くことです。UXデザイナーはユーザーの思考や感情を考慮して製品を作ることで、ポジティブなつながりを育みます。
例えば、テイクアウトした料理をネットで注文するとします。Googleや食べログでレストランを検索すると料理の写真や実際に食べた人のレビューが表示されます。
このような体験は自分が何を注文するか、より詳しく知ることができるので選択肢が広がり、より満足感が得られます。
では、どうすればユーザーの満足度を高めることができるのでしょうか。そのためには、リサーチが必要です。
ユーザーの気持ちを知るためには、ユーザーがその商品をどのように体験しているのか、その証拠を集めなければなりません。
ユーザーがどのように感じているかを知るためには、ユーザーがその製品をリアルタイムに体験している証拠を集め、そのことについてユーザーに尋ねる必要があります。
良いUXを持った製品とは?
人間は、自分の問題を解決してくれる便利な製品を求めます。例えば、道に迷ったときに帰り道を教えてくれる地図アプリは便利ですよね。
しかし、そのアプリが自分の現在地を見つけることができなければあまり意味がありません。
このように、ユーザーにとって良い体験とは、なぜそれがビジネスにとって重要なのかは2018年調査会社のマッキンゼーによって示されました。
マッキンゼーは、次の3つの業界の企業を調査しました。
医療技術、消費財、リテールバンキングです。
マッキンゼーは次のことを発見しました。
業界を問わず、優れたユーザビリティとデザインに焦点を当て、ユーザビリティとデザインを重視している企業は競合他社よりも優れていることが判明しました。
良いUXデザインが施された製品は多くの人に共有されると言う好循環が生まれる
例えば、製品を気に入った人は、その製品をよく使い、友人にも勧めますよね?そして、友達に勧め、より多くの人に製品を使ってもらうことは、企業にとってより売りやすい状況を生み出すのです。
加えて、ユーザーが製品を使って良い経験をすれば、製品を作った企業にも良い印象を持ってもらえる可能性が高くなります。
さらに、ユーザーが製品を使って良い経験をすれば、その製品を作った会社にも良い印象を持ってもらえる可能性が高まります。ユーザーと企業の双方にメリットがあるんですね。
まとめ
今、この記事を読んでいる人は友人と共有した製品がありますか?もしそうなら、それはユーザー・エクスペリエンス・デザインの素晴らしい製品ですね。
このようなことがわかっているにもかかわらず、多くの企業はUXデザインがビジネスの改善に果たす重要な役割を理解していません。
そう、UXデザイナーの役割はまさにそこにあります。
これからの社会はUXデザイナーの出番です。
UXデザインが消費者や企業にとってなぜ重要なのか
理解していただけたと思います。次は、UXデザイナーの仕事について
UXデザイナーの仕事をご紹介します。