Airbnbの新居を借りてそろそろ二週間が経とうとしている。街にも慣れてきて、それほど問題も発生しなかったが、ある夜寝ていると夜中に共有テラスで爆音で音楽をかけている団体がいるではないか。
初めは許容できる音量かと思ったが、相手の話し声と相まってますますうるさくなってきた。
しかも今は夜中の2時である!
こんな時間までパーティーをするのもどうかと思うが、なぜ人の家の目の前で大音量でパーティーができるのか神経を疑う。
注意しようかと台所の窓に手がかかったが、部屋のドアを閉めれば幾分マシになるかと思いドアを閉めてなんとかした。
翌朝
昨日の2時に叩き起こされたので睡魔と戦いながらお茶を入れた。
妻は朝のストレッチをいつも通りに行っていた。
するとドアをノックする音が聞こえた。
こんな時間に誰だろう?
妻と私は疑念を持ちながらドアを開けると、一人の白人青年が立っていた。
「英語喋れるか?」と聞いてきたので
ああ、と答えると
どうやら妻が朝から運動を行われると下に響くのでやめてほしいとのことだったのだ
私は彼に謝罪をすると彼はそのまま下に降りていった。
申し訳ないな、という気持ちで椅子に座ってお茶を飲んで冷静になると、
そう言えば、彼の声に覚えがあった。
もしかすると彼は昨日夜中までパーティーをやっていた人物ではないか!?
そう考えると自分の謝罪内容に後悔を覚えた。
いや、正確には昨日の騒音騒ぎを注意すべきだったのだ。
そうすればお互い様で、丸く収まったのに。
このままでは自分が一方的に悪ではないか、
この時に、不満に思った事はすぐにでも吐き出すことの大切さを知った日であった。
もっと自分に強くならなければ