こんにちは、今日はよく取り上げられるデザイナーとエンジニアとのコミュニケーションについての記事です。
プロダクト開発においてデザイナーとエンジニアとの関係は非常に重要で、特にエンジニアからデザイナーに求めたいコミュニケーションやデザインファイルの作り方に関する記事が多く、
デザイナーからエンジニアに求めたい記事がなかったので今回この記事を書くことにしました。
初めに言っておきますが、何もエンジニアを煽る記事ではないので悪しからずご了承ください(笑)
そもそもデザイナーって何をする仕事なの?
優秀なエンジニアとは
初めに結論から言ってしまいますが、優秀なエンジニアとは自分の職域を理解しデザイナーが実現したいデザインを適切なヒヤリングで実装する人を指すと言えます。
詳しく話してゆきましょう。
例えば、あるプロジェクトにおいて、マーケット、デザイナー、クライアント、エンジニアの4人で仕事をするとします。
マーケッターは売り上げを伸ばすための施策を考えデザイナーに支持します。
デザイナーはクライアントの要望を理解しマーケッターの売り上げを貢献できるようなデザインを作ります。
そしてエンジニアは、デザイナーが作ったデザインを理解して実装します。時にはデザイナーが忘れている画面もあるので、適宜指摘を行いデザインを作ってもらいます。
デザイナーがイメージがつかない場合はちょっとしたスケッチを見せてコミュニケーションもとります。
もしデザイナーがいらないと言うならば、素直に従ってそのまま実装します。
最終的にバグがないように実装して終わりです。
どうですか?
簡単ですかね?
聞くだけだと、なんだそんなの当たり前じゃないかと言う人がいるんですが、ここからが本番です。
ダメなエンジニアを例に理解していただければと思います。
なんでもデザイナーに任せるエンジニアはただのプログラマーです
仕事をしていてやりにくかったなーと思えるエンジニアを言語化してみると、
なんでも任せるエンジニア
なんでも言いたがるエンジニア
に分けることができると思います。
ここでは、なんでも任せるエンジニアを紹介したいと思います。
要件書と画面設計書を作成してください
今まで、クライアントとの要件定義からデザイン定例に積極的に参加してもらい、毎週行われる週一定例ではこのデザインがどう言う仕組みで動いて、どのように遷移するなどを詳しく伝え、いざ実装の段階になった時です。
突如エンジニアから言われた言葉が・・・
「コミュニケーションのミスが起こると困るので要件書と画面設計書を作成してもらえますか?」
正直唖然としました。
というか、今までのミーティングは遊んでいたのでしょうか?
なぜあなた方は曲がりなりにも参加していろいろ意見を言ったのでしょうか?
そもそも、システムエンジニアという言葉をご存知でしょうか?
システムエンジニアというのは顧客からのヒヤリングで要件や画面設計書を作る人ですよ?
それをデザイナーに任せるとかあなたは職務を放棄する気か?
要件書を見ながらコードを書くだけなら正社員に頼まなくても良いので辞めて欲しいと本気で思った瞬間でした。
なんでも言いたがるエンジニアは責任まで持てるのか?
続いて先ほどとは真逆でなんでも言いたがるエンジニアです。
デザインをしても、その色はWWWに準拠してない、アクセシビリティーが悪い。
そのビジネスモデルはおかしい、考え直すべきだ。
ユーザーはこれが使いやすいとは思ってはいないはずだ。
など、最近はデザイナーとエンジニアの境界がなくなってきたとか適当なことを抜かすエンジニアが増えたためか、こんなことを言う人が多くなった気がします。
というか、ビジネスレベルで指摘するのが良いエンジニアと本気で思っている人がいるのです。
これはある種、正しいですが間違いです。
その間違いというのが状況によるのです。
もし、マーケッター、デザイナー、クライアント、エンジニアの4人で仕事をしているのならば、マーケッターはビジネスに関する責任を持ちますし、デザイナーはクライアントのミッションを伝えることに責任を持っています。
最初の前半部分のミーティングでビジネス的な矛盾を指摘したり提案するのは確かに素晴らしい。
ただ、それで他の職種の人間の判断を邪魔するならば厄介者以外何者でもありません。
そもそも、エンジニアが提案したデザインをクライアントに見せて却下された場合あなたは責任を持ってデザインの修正をしてくれるのでしょうか?
ビジネスモデルを変えたデザインを行って結局失敗した場合責任はあなたが持つのですか?
会社というのは言うのは個々が責任をもって取り組んでいるのです。
自分の言った意見に責任を持てないのならば、黙っているか指摘に止めるのが、優秀なエンジニアと言えるでしょう。
まとめ
まとめです。
いろいろと辛辣なことを書きましたが、別にデザイナーに聞いちゃダメだとか、デザイナーに意見してはいけないと言うことではありません。
状況と職域を考えて発言やお願いをすべきと言うことです。
それぞれの職域ではそれぞれの考えがあります。
そこの空気を読めずして、文句だけ言うのであればチームは円滑に動かず、円滑にチームを動かせなくするような人はエンジニアでも他の人でも役立たずと言わざるを得ません。